「過ぎない」から

2012.01.08

京都というイメージを崩すことなく、食べる客の気持ちを軽くさせるのは、すべてに「過ぎない」からだろうと思う。主人の出自と比して客席からの眺めは整然とし「過ぎていない」し、料理も店の空気も京都を謳い「過ぎていない」。だからこそ客は心安らかに美味を堪能できるのだ。かつて人気を博した料理番組のスタジオに設えられたキッチンスタジアムを彷彿させる厨房を、スタッフがきびきびと動き回り、その呼吸が主人と合うときと合わないとき、どちらも小気味いいのが不思議だ。

[参考]
みなとみらい駅のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/140000/STA_044502/

上高地ホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad348520/

Unknown:東急ステイ新橋 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad349186/

それはきっと、この店の料理が、主人の家族を含め、仲間意識で繋がるスタッフとの共同作業から生み出されるものだからなのだろう。これもまた稀有なことである。地元の店であるのに、この「上賀茂秋山」の存在を知ったのは週刊誌の連載記事である。