本物の「和」は京都にある

2012.01.07

流行、或いはムーブメントが成熟してくると、きまって本物が求められるようになってくる。それは無論「和」ブームでも同じ経過を辿るのは自然の理であって、それが今日の「京都詣で」全盛に繋がっているのである。いってみれば「和」のテーマパークが京都なのだが、作り物であるそれとは、はっきり別の存在。オランダに似せた長崎の「オランダ村」が、年を経るごとに色褪せていくのとは逆に、本物は時を重ねることで、ますます輝きを増すのだから、年々観光客が増えるのは当然といえば当然なのだ。

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かつては秋の行楽シーズンだけだったのが、最近では春でも京都特集を組む雑誌が書店の店頭をずらりと飾り、更には、夏、冬というこれまではシーズンオフと思われていた季節にも京都旅を特集する雑誌が続出している。つまり、京都旅においては、シーズンオフが無くなり、年間を通じて京都観光は隆盛を極めるに至ったのである。何故これほどまでに京都に人気が集まるのか、そしてそれが一時のブームにとどまることなく、何故ここまで持続出来るのか、その謎を検証しつつ、そんな京都の魅力をいかに極めるか、ということを、京都における流儀や人の心、そして食や見所といった観光スポットなどに焦点を当てて提案してみたい。